バンダイコレクターズ事業部 開発者インタビュー第2回【GFF・FORMANIA・マクロスシリーズ】
あみブロ『バンダイコレクターズ事業部インタビュー』第2回では、国民的アニメである
『機動戦士ガンダム』『マクロス』シリーズの商品シリーズについて、企画・開発のチームマネージャー
泉勝洋さん(画像左)田中宏明さん(画像右)のお話を伺いました。
GFFユニコーン「福井晴敏さんも非常に思い入れがある」

田中宏明(以下田中): 『ガンダムUC』としてはウチの真打ちの「GUNDAM FIX FIGURATION
(以下GFF)METAL COMPOSITE ユニコーンガンダム」です。
泉勝洋(以下泉): 「GFF」は2010年2月に「GFFN リゼル」が、3月に「METAL COMPOSITE ユニコーン」
が出ます。かなりよく出来てます。今回のリゼルはフル彩色ですので、過去の「GFF」を髣髴とさせながら、
彩色レベルや遊びやすさは格段に上がっています。今後の「GFF」の方向性を示すアイテムに
なっていますので、是非手に取って下さい。

泉: ユニコーンの方はカトキさん肝煎りで、ご自身がデザインしたガンダムということもあって
気合の入り方は今までの比じゃない。
━━━サイズがかなり大きいですね。見てビックリしました。
泉: 塗装については、カトキさんご本人が色味を決めて、マーキングの位置も全て監修しています。
田中: あとサイコガンダム等で遊び心地が良かったことから想像していただけると思えるのですが、
変形にストレスが無いという点はかなり高ポイントですね。
泉: 「トイとして遊べるユニコーン」としては決定版になります。もうひとつは福井晴敏さんも、
非常にこの商品に関しては思い入れがあって、結構アドバイスを頂いたり。とにかくオリジナルスタッフ
が集結してます。(福井さんが)カトキさんにユニコーンのデザインをお願いした理由のひとつに
「GFF」で商品化して欲しかったから、というのもあるそうですから。
田中: 「ROBOT魂」の発表会でも言ってましたね。ガシガシ遊べるユニコーンが合金で欲しいって。
泉: そういったオリジナルスタッフの声にも応えるべく、良いものにしようと思ってます。
早期予約特典として設定資料集が付いてますが、「GFF」の原型自体はカトキさんが手で作っている
わけではなくて、カトキさん本人がいろいろ絵を描いて、指示書みたいな物を作ってそれを原型師に
渡してるんですけど、そのオリジナルをコピーした、本来一般には公開しないような資料の複製版を
特製のクリアファイルに入れて早期限定特典としてお付けします。
(注:あみあみでは「GFF METAL COMPOSITE ユニコーンガンダム」を
「特典あり」と「特典なし」に分けてご予約を承っています。
ご注文の際には商品名表記・備考欄をご確認下さい)
FORMANIA「情報量の多さと、情報を拾っていく面白さ」

田中: 今回新たなカテゴリーとして提案するのがこの「FORMANIA(フォルマニア)」です。
コレクターズ事業部としてもこれまでにない、かなり異色なアプローチのアイテムです。かなり
プロダクト(物体のデザイン)志向でのガンダムアイテムですね。ガンダムというキャラクター性
よりも、メカの構築美といった切り口での重厚な鑑賞玩具です。
━━━確かに、ちょっと意表を突かれました。
田中: どちらかと言えば「ROBOT魂」とかは、『ガンダム』という作品やキャラクターを推していますが、
こっちはまさにMSの持つ「メカニック感」を突き詰めています。このサイズのバストアップモデルだからできる
情報量の詰め込みが魅力です。写真で見るよりもっと寄って、現物を見て頂ければと思います。
この立体物にちりばめられた情報を拾っていく面白さがあるので、一個一個のパーツに寄っていくと
「ここにはこういう意味があったんだ」とか、そういうのをパーツ単位で発見できるディスプレイモデルとして、
新しい挑戦をしようかなというところです。

━━━工業製品というか、重機のような感じもしますね。
田中: メカフェチにはたまらない(笑)。シリンダーがあったり、ボルトやナット的なものが
見えたり、タラップがあったり。コックピットの中も再現されてまして、リニアシートがのぞけます。
意外とありそうで無かった壁面まで含めたリニアシートの立体化、そのコックピット燃え(笑)も
ポイントのひとつかな。この(メーカー公式画像)で見てしまうとまだ解らない所があるかも
しれませんが、実際寄って、マクロレンズでどんどん撮ってもらえればという感じの商品です。
━━━今後も引き続き、シリーズ化の予定はありますか?
田中: はい、何にぐっと寄ってこうかなという所ですけど、いくつか考えてます。
超合金マクロス「おもちゃでありながら、航空機モデルとしての完成度も求められる」

田中: 大ヒットシリーズ「DX超合金」マクロスですが、これまでは「VF-25」の、いわゆる一部形状替えや
追加パックが多かったんですけれど、ここにきて完全新規の「VF-27γ」ということで、単に新規造形では
無く、「VF-25」の実績を踏まえ、変形もブラッシュアップされていますので、遊びやすさの点でもやはり
まさに次世代機という感じです
━━━まさに「25」で培った技術を「27γ」にフィードバックさせている。
田中: 一段階上の商品にはなっていますね。変形のストレスの無さとか。
泉: 翼の角度や、非常に細かいディティールのところでも…。
田中: そうですね。スジ彫りの部分の精密さとか。
━━━羽根の角度までこだわるんですね
泉: 本物の実在する飛行機の航空力学的なところにも気を配ってまして、河森監督にもよく
「これじゃ飛ばないだろう」とか言われます。
田中: 確かに「超合金」というおもちゃでありながら、航空機モデルとしての完成度も求め
られますね。(VF-27γでは)航空機モデルの精密感と、よりおもちゃとして可変モデルの遊びやすさを
ブラッシュアップさせました。
━━━難しい部分を求められますね。可動との兼ね合いで諦めなきゃいけない部分も
出てくると思いますが…。
田中: やはりそこを、細かいところですけど一個一個職人芸でつぶしていって、完成度を高めていく
のが「DX超合金」の目指すところでしょうか。ガウォークでの接地性とか、前よりも「く」の字がキマって
足首もピタっと地面に付く感じでかなり収まりがいいですよ。ぐっと踏ん張ったポーズの再現度も上がって
いると思います。映画も始まって、ここからまたマクロスが盛り上がってくるかなと。


━━━映画ではVF-27γが活躍するんですか?
田中: その辺は見てのお楽しみなるんじゃないかと思いますが、「VF-25Fトルネードパック」という
劇場版の新型装備も予定していたり、大型アイテムの「マクロスクォーター」も控えています。
その他にもマクロス系では「VF HIMETALファイヤーバルキリー」があったり、「ROBOT魂」の
「クァドラン・レア」「スーパーメサイヤバルキリー」があったりと、ここからマクロス祭がしばらく
続いていく感じですね。

━━━こちら(上画像)の「VF-27γ」はほぼ商品と同じですか?
田中: 既に成型品状態なので、形状的には実際の商品に近いですね。
━━━いただいた資料にはいろいろ特典企画中とありますが…
田中: そこはポイントですね。「DX超合金」の「VF-27γ」と「トルネード」の方で企画しています。
詳細については「乞うご期待 !」ということで(笑)。
VF-HIMETAL「これもひとつの技術革新」
田中: これもまた「V2ガンダム」じゃないですけど、立体化がされないこと早何年。久しぶりにやって
きました熱気バサラの「ファイヤーバルキリー」。放映当時には「なんじゃこの口のあるバルキリー」
と思ってましたが、時が流れると逆に愛せてくるもので、そんな気持ちと共にやってきました(笑)。

田中: 「VF-HIMETAL(ブイエフ-ハイメタル)」という新たなシリーズで、「DX超合金」が1/60相当
なのに対してこっちはおおよそ1/100サイズという、値段的にも飾り用にもかなり手ごろなサイズで
展開していくシリーズです。小さくなってはいますが、変形のカッチリ感は「DX超合金」と変わらず
「ハイメタル」という名前とともに一部合金も使ってますので、まさに「『DX超合金』をここまで
今、凝縮できるようになりました」という感じです。これもひとつの技術の進歩というか革新ですね。
結構この胸の展開とかも複雑なんで、そういった点でも見所は満載ですね。

田中: あとやはり「ファイヤーバルキリー」という、ある意味フットワークの軽い機体だからこそ
やはり、手ごろなサイズでアクション感も楽しんでほしい。今後真打ちの「DX超合金」と、横に並べて欲しい
「VF-HIMETAL」、可変物としては2段階の展開で、その第1弾として「ファイヤーバルキリー」を
持ってきたという所ですね。
━━━「ファイヤーバルキリー」のように、機体に合わせての新商品を出すご予定は?
田中: 「VF- HIMETAL」は「ファイヤーバルキリー」以降もまだ展開しますよ。

泉: (ファイヤーバルキリーは)放映当時一回商品化したっきりだったんで、立体物がなかった。
一回再販したくらい。
田中: ほんとに久しぶりですね。
━━━タイミングですかね?「V2ガンダム」のように「寝かして出す」と言うか…。
泉: コレクターズビジネスにおけるキャラクターって何年か経って、寝かせると熟成されるというか。
田中: その「熟成期間」を探るのも最近の仕事ですね。
次回
バンダイコレクターズ事業部 開発者インタビュー第3回【金田のバイク・S.H.フィギュアーツ】
へ続きます。
(文責:静メカ/カメラマン:ちゃあ 文中一部敬称略)
(C)創通・サンライズ(C)2007 ビックウエスト/マクロスF製作委員会・MBS(C)1994 ビッグウエスト





![PROJECT BM! ポピニカ魂 AKIRA -アキラ- 金田のバイク[バンダイ]](http://www.amiami.com/special/bandai/img/kaneda.jpg)


