バンダイコレクターズ事業部 開発者インタビュー第1回【ROBOT魂・SDX・聖闘士聖衣神話】
今回あみブロがインタビューをさせて頂くのは、バンダイコレクターズ事業部企画・開発の
チームマネージャー泉勝洋さん(画像左)と田中宏明さん(画像右)のお二人です。
「S.I.C.」「超合金魂」「聖闘士聖衣神話」などムック等でもインタビューで寄稿をされ、
バンダイコレクターズ事業部の商品開発部門を代表するお二人です。
(於:株式会社バンダイ 本社)
━━━本日はどうぞ宜しくお願いします。
泉勝洋(以下泉): 商品のレビューとか見るの楽しいですね。
田中宏明(以下田中): イベントレポもすごいですね。魂ネイションとか内容が濃い。
なんとあみブロを見て下さっているというお二人!(他のバンダイ社員さまも!)
ありがとうございます!

田中: 「ROBOT魂」は…スイマセン、なんかどどっと大群のように押し寄せるラインナップに
なって、我々もその濁流に飲まれながら作ってます(笑)。
まず来年2月、ユニコーンですね。2010年2月に劇場でのプレミアレビューが決まりまして、
ちょうどその月に発売になるというのがひとつのポイントかな。
映像を見て「あ、こういう動きするんだ」と分かった所にアクションフィギュアがあってポージングが
楽しめる。可動も重視している「ROBOT魂」だからこその、このベストタイミングで楽しんで下さい。

田中: ユニコーンは金型的にも相当凝ってまして、当然ながら「MIA!!」時代に比べると造形が
シャープになっている「ROBOT魂」ですが、ユニコーンは特にその中でも痛い位のシャープさと
精密さが出てまして、手に取ると完成品でもここまでやるんだという位のものになってますよ。
ここから「スターク・ジェガン」「ギラ・ズール」と本格展開を映像に合わせてやっていきますので、
ご期待頂きたいですね。
田中: いきなりこの間の魂ネイションで発表しましたが新劇場版エヴァシリーズもスタートします。
これも初号機じゃなくて、2号機から来る所が「ROBOT魂らしさ」ではないでしょうか?
もともと「ROBOT魂」か「S.H.フィギュアーツ」どちらかでエヴァやりたいね、というのは随分前から
ありまして、「ROBOT魂」でありながらフィギュアーツのフォーマットを取り入れたものになっています。
ただ、新劇場版エヴァは、映像を見るまで何があるか解らないんで、劇場公開を見てから作ろう
ってみんなで決めました。「破」公開初日、観に行って、「いゃー…すごかったー」と大変なショックを
受けて帰ってきて、こりゃ2号機作らなきゃねって流れになりました。

田中: 特にコレクターズ事業部設計スタッフの一人が「2号機だったらやりたい!」ということで
かなりノッて作っています。今回のエヴァは手首を除く約99%を3DCADで設計してるんですが、
これが実はかなりの職人技によるものなんです。実際に金型製作を前提としたCADで、
エヴァのような曲面情報の多い造形物を作るのは、とてつもない労力がかかる事だったりします。
立体にした時の干渉チェックもあったりと、単なる3Dポリゴンで作るよりも遥かに大変。
その労力の違いは分かりにくい所なんですけど、とにかく凄い事なんです。
━━━あの動きも再現ということですね。
田中: 可動に関しても相当こだわりを持って、とにかく劇中再現を目指そうと。
パンフレットとトレーラー(予告編)を何度も見たり、劇場にも何度も足を運んだりと、映像を目に
焼き付けることに必死でしたね。
━━━これから初号機、5号機のご予定は?
田中: そうですね。2号機から始まって何に行くかはエヴァの映画ぐらい予測不能というところで(笑)。
物の作りも「S.H.フィギュアーツ」と「ROBOT魂」 の中間位の物になっているので、遊んだ感覚も
今までと違って楽しいと思いますよ。人型に近いので、非常にアクションの自由度が高さと、
動かしてポーズが決まる楽しさは随一です。
田中: 実は僕が影でイチオシしているのが「ROBOT魂 <SIDE AS?>ボン太くん」ですね。
これも一応「ROBOT魂」です(笑)。

━━━まさかこれが出てくるとは思わなかったですね。あみあみ女性スタッフも食いついてました。
田中: それはうれしいですね(笑)。
サベージとボン太くんは「ROBOT魂」でも癒し系の一端を担う所です。
動きそうに見えないんですけど意外と動く。表情豊かなパーツが付属するので、劇中のあんなことや
こんなことが出来るようになってます。
━━━ファンとしては世界観丸ごとが欲しいので、ボン太くんやサベージのプッシュは
バンダイさんらしいですね。
田中: ある意味ここまで深掘りするのは逆に「バンダイらしくない」かもしれませんが、
「ROBOT魂」はそこが「らしさ」ですかね。机の上に並べていくと、また楽しい何かが生まれる発見があります。

田中: 「ROBOT魂 V2アサルトバスターガンダム」。これもシリーズ開始当初からやろうぜって
言ってて、V2をやりたがっていたスタッフがとにかく熱を込めてずっと造り込んで、ようやく形に
なりました。「魂ネイション」で展示してからもリアクションが大きいです。
久しぶりに「V2ガンダム」の装甲着脱が出来るモデルということで、満を持していきなり最初から
てんこ盛りで行きますよ。
━━━弊社(あみあみ)でも、お客様からの反応も大変良かったです。
田中: キャラクター潜在パワーというか、時とともに需要の化学変化が起きる感じですね。
立体化が少ないという点ではそろそろ『ガンダムX』もいい頃合じゃないでしょうか。
泉: 『ガンダムX』は…「ROBOT魂」で出来たらいいよね〜。
━━━合体ギミックありますしね。
泉: Gファルコン(笑)。
━━━実現したらすごいボリュームですね。
田中: でかいものをやるのも「ROBOT魂」は大好きです。
泉: ちなみに『X』の時に僕はサンライズに居て、番組の企画担当をやってたんですよ。
田中: 「ROBOT魂 <SIDE MS>」も、まだまだ想定外の何かがあるかもしれませんね。
田中: 今回のオシは「マスクコマンダー」ですよね。
泉: SDXの担当は当時元祖SDやBB戦士を買って、カードダスやマンガにハマっていた一人なんですが、
その彼がその中でどうしてもマスクコマンダーをやりたいと。
田中: 特にマスクコマンダーは影の主役みたいなところがありますよね。
敵役だけどおいしい所を持ってった奴。ウチ(コレクターズ事業部)のラインナップって、そういう所を
むしろ攻めたがりますね。
泉: 僕らのルーツにあるのがバンダイの玩具第一事業部という部署で、昔「元祖SDガンダム」を
作ってた部署なんですよ。当時僕が入社した時は、ちょうどこの辺(Gアームズシリーズ)
を仕事でやってたんですよ。
━━━やはり、一番思い入れがありますか?
泉: 武者とか騎士ってある意味SDのメインなんですけど、あえてGアームズをやるところには、
そこのルーツへのこだわりがある、という事です。

━━━「SDX」は来年も順調なリリースのご予定が?
泉: そうですね。Gアームズシリーズとナイトシリーズと、あと武者もそろそろ…。
ラインナップも、意表を付くような感じでいきたいですね。
田中: マスクコマンダーを持ってくるような感じで(笑)。

泉: 「SDX」は来年以降もどんどんやっていきます。仕様もスタンダードなものからデラックスな
ものまで、メリハリをつけたラインナップで考えています。

田中: オルフェで一回やってますが、改めて白銀聖闘士商品に突入です。まずはアルゴルから。
シリーズも50体を超え、まさかここまで続くとは私自身予想してませんでしたが、ここでようやく
原点回帰です。よく考えてみると十二宮前にはほとんど手をつけていませんでしたね(笑)。
この間の「魂ネイション」でも初期型ヘルメットタイプの青銅聖闘士やミスティが飾られていたりと、
そんな展開も予想させる展示になっていたと思います。
ペルセウスアルゴルは白銀聖闘士の中でもキャラ立ちしてますよねー。
━━━カッコいいですよね、アルゴル。
田中:紫龍とのこの戦いは熱いですよね。目をつぶったヘルメット紫龍も欲しくなりますね。
さらには暗黒聖闘士も…まだまだ続きそうですね「聖闘士聖衣神話」。
個人的に、銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)編や暗黒聖闘士編は大好きです。
━━━大系にあった闘技場なんかも、今の時代に合うレベルの物とか…。
田中: いいですよね。コロッセオ(笑)。
次回のバンダイコレクターズ事業部 開発者インタビュー第2回【GFF・FORMANIA・マクロスシリーズ】
へ続きます。
(文責:静メカ/カメラマン:ちゃあ 文中一部敬称略)
(C)創通・サンライズ(C)カラー(C)賀東招二・四季童子/Full Metal Panic! Film Partners
(C)車田正美/集英社・東映アニメーション
チームマネージャー泉勝洋さん(画像左)と田中宏明さん(画像右)のお二人です。
「S.I.C.」「超合金魂」「聖闘士聖衣神話」などムック等でもインタビューで寄稿をされ、
バンダイコレクターズ事業部の商品開発部門を代表するお二人です。
(於:株式会社バンダイ 本社)
━━━本日はどうぞ宜しくお願いします。
泉勝洋(以下泉): 商品のレビューとか見るの楽しいですね。
田中宏明(以下田中): イベントレポもすごいですね。魂ネイションとか内容が濃い。
なんとあみブロを見て下さっているというお二人!(他のバンダイ社員さまも!)
ありがとうございます!
ROBOT魂「集めて並べると、また楽しい何かが生まれる」

田中: 「ROBOT魂」は…スイマセン、なんかどどっと大群のように押し寄せるラインナップに
なって、我々もその濁流に飲まれながら作ってます(笑)。
まず来年2月、ユニコーンですね。2010年2月に劇場でのプレミアレビューが決まりまして、
ちょうどその月に発売になるというのがひとつのポイントかな。
映像を見て「あ、こういう動きするんだ」と分かった所にアクションフィギュアがあってポージングが
楽しめる。可動も重視している「ROBOT魂」だからこその、このベストタイミングで楽しんで下さい。

田中: ユニコーンは金型的にも相当凝ってまして、当然ながら「MIA!!」時代に比べると造形が
シャープになっている「ROBOT魂」ですが、ユニコーンは特にその中でも痛い位のシャープさと
精密さが出てまして、手に取ると完成品でもここまでやるんだという位のものになってますよ。
ここから「スターク・ジェガン」「ギラ・ズール」と本格展開を映像に合わせてやっていきますので、
ご期待頂きたいですね。
田中: いきなりこの間の魂ネイションで発表しましたが新劇場版エヴァシリーズもスタートします。
これも初号機じゃなくて、2号機から来る所が「ROBOT魂らしさ」ではないでしょうか?
もともと「ROBOT魂」か「S.H.フィギュアーツ」どちらかでエヴァやりたいね、というのは随分前から
ありまして、「ROBOT魂」でありながらフィギュアーツのフォーマットを取り入れたものになっています。
ただ、新劇場版エヴァは、映像を見るまで何があるか解らないんで、劇場公開を見てから作ろう
ってみんなで決めました。「破」公開初日、観に行って、「いゃー…すごかったー」と大変なショックを
受けて帰ってきて、こりゃ2号機作らなきゃねって流れになりました。

田中: 特にコレクターズ事業部設計スタッフの一人が「2号機だったらやりたい!」ということで
かなりノッて作っています。今回のエヴァは手首を除く約99%を3DCADで設計してるんですが、
これが実はかなりの職人技によるものなんです。実際に金型製作を前提としたCADで、
エヴァのような曲面情報の多い造形物を作るのは、とてつもない労力がかかる事だったりします。
立体にした時の干渉チェックもあったりと、単なる3Dポリゴンで作るよりも遥かに大変。
その労力の違いは分かりにくい所なんですけど、とにかく凄い事なんです。
━━━あの動きも再現ということですね。
田中: 可動に関しても相当こだわりを持って、とにかく劇中再現を目指そうと。
パンフレットとトレーラー(予告編)を何度も見たり、劇場にも何度も足を運んだりと、映像を目に
焼き付けることに必死でしたね。
━━━これから初号機、5号機のご予定は?
田中: そうですね。2号機から始まって何に行くかはエヴァの映画ぐらい予測不能というところで(笑)。
物の作りも「S.H.フィギュアーツ」と「ROBOT魂」 の中間位の物になっているので、遊んだ感覚も
今までと違って楽しいと思いますよ。人型に近いので、非常にアクションの自由度が高さと、
動かしてポーズが決まる楽しさは随一です。
田中: 実は僕が影でイチオシしているのが「ROBOT魂 <SIDE AS?>ボン太くん」ですね。
これも一応「ROBOT魂」です(笑)。

━━━まさかこれが出てくるとは思わなかったですね。あみあみ女性スタッフも食いついてました。
田中: それはうれしいですね(笑)。
サベージとボン太くんは「ROBOT魂」でも癒し系の一端を担う所です。
動きそうに見えないんですけど意外と動く。表情豊かなパーツが付属するので、劇中のあんなことや
こんなことが出来るようになってます。
━━━ファンとしては世界観丸ごとが欲しいので、ボン太くんやサベージのプッシュは
バンダイさんらしいですね。
田中: ある意味ここまで深掘りするのは逆に「バンダイらしくない」かもしれませんが、
「ROBOT魂」はそこが「らしさ」ですかね。机の上に並べていくと、また楽しい何かが生まれる発見があります。

田中: 「ROBOT魂 V2アサルトバスターガンダム」。これもシリーズ開始当初からやろうぜって
言ってて、V2をやりたがっていたスタッフがとにかく熱を込めてずっと造り込んで、ようやく形に
なりました。「魂ネイション」で展示してからもリアクションが大きいです。
久しぶりに「V2ガンダム」の装甲着脱が出来るモデルということで、満を持していきなり最初から
てんこ盛りで行きますよ。
━━━弊社(あみあみ)でも、お客様からの反応も大変良かったです。
田中: キャラクター潜在パワーというか、時とともに需要の化学変化が起きる感じですね。
立体化が少ないという点ではそろそろ『ガンダムX』もいい頃合じゃないでしょうか。
泉: 『ガンダムX』は…「ROBOT魂」で出来たらいいよね〜。
━━━合体ギミックありますしね。
泉: Gファルコン(笑)。
━━━実現したらすごいボリュームですね。
田中: でかいものをやるのも「ROBOT魂」は大好きです。
泉: ちなみに『X』の時に僕はサンライズに居て、番組の企画担当をやってたんですよ。
田中: 「ROBOT魂 <SIDE MS>」も、まだまだ想定外の何かがあるかもしれませんね。
SDX「ユーザーとしても、送り手としても、元祖SD当時からかかわってます。」
田中: 今回のオシは「マスクコマンダー」ですよね。
泉: SDXの担当は当時元祖SDやBB戦士を買って、カードダスやマンガにハマっていた一人なんですが、
その彼がその中でどうしてもマスクコマンダーをやりたいと。
田中: 特にマスクコマンダーは影の主役みたいなところがありますよね。
敵役だけどおいしい所を持ってった奴。ウチ(コレクターズ事業部)のラインナップって、そういう所を
むしろ攻めたがりますね。
泉: 僕らのルーツにあるのがバンダイの玩具第一事業部という部署で、昔「元祖SDガンダム」を
作ってた部署なんですよ。当時僕が入社した時は、ちょうどこの辺(Gアームズシリーズ)
を仕事でやってたんですよ。
━━━やはり、一番思い入れがありますか?
泉: 武者とか騎士ってある意味SDのメインなんですけど、あえてGアームズをやるところには、
そこのルーツへのこだわりがある、という事です。

━━━「SDX」は来年も順調なリリースのご予定が?
泉: そうですね。Gアームズシリーズとナイトシリーズと、あと武者もそろそろ…。
ラインナップも、意表を付くような感じでいきたいですね。
田中: マスクコマンダーを持ってくるような感じで(笑)。

泉: 「SDX」は来年以降もどんどんやっていきます。仕様もスタンダードなものからデラックスな
ものまで、メリハリをつけたラインナップで考えています。
聖闘士聖衣神話「ようやく原点回帰です」

田中: オルフェで一回やってますが、改めて白銀聖闘士商品に突入です。まずはアルゴルから。
シリーズも50体を超え、まさかここまで続くとは私自身予想してませんでしたが、ここでようやく
原点回帰です。よく考えてみると十二宮前にはほとんど手をつけていませんでしたね(笑)。
この間の「魂ネイション」でも初期型ヘルメットタイプの青銅聖闘士やミスティが飾られていたりと、
そんな展開も予想させる展示になっていたと思います。
ペルセウスアルゴルは白銀聖闘士の中でもキャラ立ちしてますよねー。
━━━カッコいいですよね、アルゴル。
田中:紫龍とのこの戦いは熱いですよね。目をつぶったヘルメット紫龍も欲しくなりますね。
さらには暗黒聖闘士も…まだまだ続きそうですね「聖闘士聖衣神話」。
個人的に、銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)編や暗黒聖闘士編は大好きです。
━━━大系にあった闘技場なんかも、今の時代に合うレベルの物とか…。
田中: いいですよね。コロッセオ(笑)。
次回のバンダイコレクターズ事業部 開発者インタビュー第2回【GFF・FORMANIA・マクロスシリーズ】
へ続きます。
(文責:静メカ/カメラマン:ちゃあ 文中一部敬称略)
(C)創通・サンライズ(C)カラー(C)賀東招二・四季童子/Full Metal Panic! Film Partners
(C)車田正美/集英社・東映アニメーション





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